Browse By

The WERD(ザ・ワード): 有り難う、オバマ

なんだか変な気分の、おかしな夜だという。今夜でバラク・フセイン・オバマの大統領の任期が終了する。好きでも嫌いでも投票しててもしてなくてもみんな同意すると思うが、8年経っても凄いのはミドルネームが「フセイン」だということだ。よく当選したと思う。

オバマ大統領の時代には沢山のことが起きた —世界金融危機、医療保険制度改革、それにあの黒と青のドレス。

ジョン・バティステ「白と金色だろ!」

スティーヴン「まだやる気か!」

ジョン・バティステ「あんたはおかしい!

まあとにかく、オバマの残したものについてどう語ればいいか一所懸命考えたという。オバマの仕事の広範さを考えると、過去8年間を数分にまとめられるのは、妄想癖のあるエゴマニアックでなければならない。

妄想癖のあるエゴマニアックがどうしたって?

スティーヴン「誰だ?」

werd:コルベアレポー時代の人気コーナーザ・ワード(The Word)を露骨に綴り変えただけ。
Great Recession:世界金融危機は2007年サブプライム問題により起きた住宅バブル崩壊から、2008年リーマンショックと連鎖的に発生、第二次世界恐慌とも。
affordable care act:アフォーダブル・ケア・アクト(ACA)、医療保険制度改革、通称オバマケア、先進国では唯一皆保険制度のなかったアメリカだが、日本やカナダのようなシングルペイヤー制度ではなく、民間保険への強制加入を制度化した。
come up with:考え出す。
egomaniac:エゴマニアック、病的に自尊心の強い人。

スティーヴン「僕だ、スティーヴン・コルベアだ。正義の山奥にある山小屋から生中継で話している」

ジョン・スチュワートと一緒に住んでるところからか?と聞くと、そうだ、という。ジョンは出れなくて残念だと言っていたという。今、森の中にいて、負傷したムースに読み方を教えているという。ジョンらしい。ところでもし僕の記憶が正確なら、僕が別の番組で10年間やってたキャラではないよね?

スティーヴン「違う、違う。何回、法顧問に訴えないといけないのか。 *法的な問題で昔のキャラクターは使えない あっちは一卵性の双子の従兄弟のスティーヴン・コルベアで、僕はスティーヴン・コルベアだ」

見分けるのは簡単だという。あっちのスティーヴンのバースマークはメアリーケイトにそっくりで、こっちのスティーヴンのバースマークはアシュリーにそっくりだ

identical:一卵性の。
twin cousin:親同士が双子の従兄弟。
tell apart:区別する、見分ける。
Mary-Kate and Ashley Olsen:メアリー=ケイトとアシュリー、オルセン姉妹、双子の女優、ファッションデザイナー、実は二卵性とか。
Noted.:「分かった。」

スティーヴン「分かった、分かった。ごめん。君に上手く出来るのか、バラク・オバマの大統領任期について語れるのか」

スティーヴン「スティーヴン、僕のミドルネームは、『やられちゃった』だぞ」

スティーヴン「オーケー、じゃあ君に任せる。右翼の物知り博士、スティーヴン・コルベアです」

スティーヴン「こんにちわ、国民のみんな。座ってくれ。君らの当然の権利だ。分かってると思うが。さてさてさて。アメリカ嫌いの隠れムスリム、背後の指導者、テロリスト、フィストバンピン、ホーピーチェンジー、言い訳長官がついに退任する。言いたいことはひとつだけ。それが今日のワード(言葉)だ」

get it in:(困難なことを)成功させる、一般的に性交するという意味も。
it-getter:ある知識体系や概念、思想などを完全に理解している人。
leading from behind:後方から指導、リビアのガダフィ政権が崩壊した時にオバマ政権が使った言葉。
fist bump:フィストバンプ、拳を突き合わせる、グータッチ。
hopey changey:ホーピーチェンジー、オバマ前大統領の有名なポスターに使われた言葉「ホープ(希望)」と、ご存知「チェンジ」を揶揄っている。

スティーヴン「有り難う、オバマ
● 有り難う、オバマ

スティーヴン「いいか、オバマが少しは良い選択をしたのは認める。
● ミッシェル!

例えば殺人ドローンのプログラムを拡大した。NSAを使ってアメリカ市民をスパイした。ウォール街の銀行を更に強大にし、グアンタナモは結局閉鎖しなかった。
● ギットモは閉じたのかと思った *アポストロフィ(省略記号)も閉じられていない

誇張はしたくないが、オバマ政権は毎年アップルパイの上にウンコしながら白頭ワシを星条旗で絞め殺すようだった。*右派メディアの表現のパロディー
● ア・ラ・コモード(トイレ風)

だからこそ言いたい、有り難う、オバマ。僕達のような人間に、闘う目的を教えてくれて。君の言うことの何でも逆だ。
● 『合衆国不再生』

皆さん、オバマはアメリカで生まれたと言った。そこで僕らは生まれてないと言った。
● イエス・ウイ・ケニヤ

オバマはアメリカの自動車産業を救えと言った。僕らは滅ぼせと言った。
● 『フローズン』で最悪の曲 *それはひょっとして『レット・イット・ゴー』のことか

オバマの言うことに何でも反対しなければならないので、時には自分達の信じていることを諦めればならなかった。オバマケアを例に挙げよう。
● ちょっと待って、healthcare.govがまだ開かない *オバマケアのサイト

オバマはそれは人助けだと言った。僕らはそれは社会主義だと言ったが、本当はロムニーケアだと分かっていたにも関わらず。
● ミットの山

through:~を使って、~によって。
Guantanamo:グアンタナモ湾収容キャンプ、アメリカが1903年以来キューバから永久租借(年4千ドル)しているグアンタナモ米軍基地内にあるCIAのブラックサイト。
Gitmo:グアンタナモ。
The Audacity of Nope:バラク・オバマの著作『合衆国再生(The Audacity of Hope)』のパロディー。
take a dump:ウンコをする。

オバマは北極星だった。我々の。
● 就任式の唯一のスター

どの方向に居ようが、僕らの感情の針は対極を示した。
● ノーと言えば言う程 *noとknowを引っ掛けているが翻訳出来ません

オバマは『ドント・アスク・ドント・テル』を廃止して市民の権利を拡大すると言った。僕は言った。想像してほしい、君はファルージャで拘束されている海兵隊員で、相棒が助けに来る。そこで君は相棒が男にキスすることを思い出す。君は「なかったことにしてくれ」と言って、ISISに参加する。
● ハラールのソーセージ祭りみたい

throughout:至る所に。
North Star:ノーススター、北極星。
Civil Rights:市民権、公民権 —合衆国憲法第13、14修正条項および一連の連邦立法により確立され、特に個人または少数者が市民として享受し得る諸権利。
Don’t ask, don’t tell(DADT):『ドント・アスク・ドント・テル』(問うな告げるな)は、クリントン政権下で採用されたLGBTの兵役ポリシーで、軍は同性愛者であるかどうか聞いてはならず、兵士も公言しない限り解雇されない。

大統領がビン=ラーディンを殺しただって?僕は言った。オバマは伝統的な結婚が大嫌いだから、SEALチーム6を送って妻が3人いる男を殺させた。
● 結婚ブリッツ

今や、オバマ時代は終わりの時が来た。君に反対した総ての人間を代表して言いたい…どうか、行かないで。
● せめてバイデン置いてって!

Seal Team 6:SEALsのチーム6は対テロリスト特殊部隊として独立した存在である、特殊部隊の中の更に特殊部隊。
wedded:結婚の、結婚した。
blitz:ブリッツ、電撃攻撃、第二次世界大戦中のドイツ軍による電撃戦(Blitzkrieg)に由来。
on behalf of:~を代表して。

正直に言おう、君が居なくなったら僕らは何を信じればいい?
● 帽子に書いてあることなら何でも

オバマケアを置き換えるのに6年費やしたのに、得たものと言えばフリントストーンズ・ビタミンを持って戸別訪問するポール・ライアンだ。
● ヤバダバドゥーム!

door to door:戸別訪問の。
Flintstones vitamins:フリントストーンズの漫画のキャラとタイアップした子供向けのマルチ・ビタミン剤。
yabba dabba doom:ヤバダバドゥームはアメコミのスーパーヒーローでスーパーヴィランのキャラクター、バッドロック(『ヤングブラッド』)の決まり文句で、フレッド・フリントストーンが元ネタのオノマトピア(擬音語)『ヤバダバドゥー』(ハッピーな時やエキサイトしている時に言う)にdoom(ドゥーム、破滅)を足したものと思われる。

オバマが改革をもたらす大統領になりたがっていたのは分かってたし、本当にそうだった。彼は僕を変えた。今では自分が誰だか分からない。
●メアリーケイトかどうか見ろ

率直に言ってオバマへの反対抜きで自分の考えと向き合うのが怖い。パラダイスを舗装してパーキングロットを設置するのは楽しいという、あの歌の通りだ。 *ジョニ・ミッチェル『ビッグ・イエロー・タクシー』(のパロディー) 失くしてみないと何を失ったか分からない。
●R.I.P.事実

憲法で去るのが決まりなのは分かっているが、居なくなるのは寂しい。好敵手だった。先見の明のあるリーダー、忍耐、品格、情熱、そしてヒューマニティそのものだった。それら全部に反対して戦うのは、本当に楽しかった。次の大統領で我々の勝ちだ。
● プーチンもだね

僕から、本物のスティーヴン・コルベアから、言いたい。有り難う、オバマ。
● 有り難う、オバマ

ワードでした。

transformative:改革力のある。
humanity:ヒューマニティ、人道、人類愛、人間であること。
So did Putin:倒置法、主語と述語の順番が入れ替わる、副詞が強調のために前に移動したために起きる。

The WERD: Thanks, Obama

‘The WERD: Thanks, Obama’ Jan 19, 2017 The Late Show with Stephen Colbert

Share on Facebook
LINEで送る
Share on reddit
Pocket

 

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *