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オリガルヒになる方法、ビリオネアのミハイル・プロホロフと

ロシアウィークの3日目。ロシアへ行った理由のひとつは、リーダーがストロングマンであること、そして我々のリーダーは強そうな振りをするのが大好きだからだという。もしもトランプ流がうまく行ったら、オリガルヒになるのがベストかもしれない。

オリガルヒというのはロシア語で、どうやって儲けたのか聞いたらいけないお金持ちのことだという。説明しよう。ロシアでは政治システムは裕福なエリートが支配しており、影響力を持ったり政府を操る糸を引っ張るには金が掛かる。かたやこちらアメリカでは我々は英語を話す。(*民主的に話し合いで決めるという意味)
strongman:ストロングマンとはサーカスやカーニバルの怪力男のことで、政治においては権力や暴力といった実力行使で支配するタイプの人物のこと、独裁者。
whereas:~であるのに反して(対して)。

オリガルヒはウラジーミル・プーチンのビジネス・フレンドで、ソヴィエト連邦崩壊後にコネで国有の資産を格安で分け与えられた。僕も会ってみたかったという。死なないために。そしてぴったりの男を見つけたという。ミハイル・プロホロフだ。
sweetheart deal:コネや馴れ合いによる不正な取引、スウィートハートとは恋人のこと。
resource:財源、資産。
to not die:不定詞の否定形、toの後にnotが来るのはtoの前につけると意味が判別しにくい場合。

1995年、プーチンの友人、ミハイル・プロホロフは金の山を掘り当てた。このケースではニッケルだったが。国有のニッケル採鉱コングロマリットを、桁違いの安値で手に入れた。
strike gold:金鉱を掘り当てる、大金を儲ける。
pennies on the nickel:二束三文、お買い得、pennies on the dollarのシャレ。
nickel:ニッケル、5セント硬貨、小額の金。

12年後、今をときめく独身男性が自家用ジェット機でフランスのスキー・リゾートへ飛んで来て、20人のロシア人モデルを連れていたところ、フランス警察は売春婦と見なし、人身売買でプロホロフを逮捕した。起訴されることはなかったが、大変なスキャンダルとなったため、プーチンにニッケル鉱山を売るように強制されたが世界的な経済破綻の直前だった。ラッキー・ミッキー(*ミハイルの英語読みマイケルの愛称ミッキーとラッキーが韻を踏んでいる)は900億ドルを超える資産家で終わることが出来た。
high-flying:高く飛ぶ、野心家の。
le human trafficking:人身売買、英単語にフランス語の冠詞を付けただけ説。
end up:(最終段階として)~になる(で終わる)。

ジェットもあるが、ヨットのある巨大なヨットもある。イビーサのディスコで遊んだり、ヘリスキーイングに、ジェットスキーで離れ技をやるところをロックビデオにしたりするのが好きだという。
Ibiza:スペインのイビーサ島、『高感度の人に好まれるハウスやテクノなどのダンス・ミュージックや、世界遺産で知られ、多くの旅行者の寄港地になっている』(ウィキより)。
heli-skiing:ヘリスキー、ヘリコプターで山頂などに直接飛び滑降するスポーツ。

2012年には大統領選挙にも出馬したが、プーチンに敗退。最初から出来レースだったと言う人もいる。親友のためにひと肌脱いだんだろ。ジェイ・Zと仲良しだ。ブルックリン・ネッツのオーナーだからだ。世界最低のバスケのチーム。プロホロフは2メートル3センチだ。プーチンと友達だって言ったっけ?
do someone a solid:do someone a favorと同じ、ひと肌脱ぐ、助ける。
pal:仲良し、仲間、友達(男同士のニュアンス)。
stand:身長が~である。
6’8″:6フット8と読む、6フィート8インチ(インチス)のこと。

どういう訳か、このオリガルヒがスティーヴンをモスクワ郊外の屋敷に招待してくれたという。そしてどういう訳か行ったという。(*トランプも真っ青)

スティーヴン「ミハエル、今日は僕と話してくれて有り難う」

プロホロフ「どういたしまして」

プロホロフ「スティーヴって呼んでもいいかな」

スティーヴン「いいよ」

プロホロフ「ノーって言ったら、この国から出られないよ

スティーヴン「笑うところなの?」

笑っているプロホロフ。

オーケイ、オリガルヒになる方法を教えて欲しい。オリガルヒってオーケイな言葉なの?悪口だったりしないよね。それは悪い言葉だというプロホロフ。僕がオリガルヒって言ったらオフェンシヴだろか?大丈夫だと了承するプロホロフ。五体満足でこの国から出られるよね。冗談だよ。冗談言っても大丈夫?足の指失ったりしない?

プロホロフ「さあどうかな。いずれ分かるだろ」

スティーヴン「参ったな。今の面白いよ。冗談でしょ?」(*greatを反語的に訳してみました)

プロホロフ「それは誰にも分からない。ここはロシアだから」(*おいおい)

スティーヴン「それが笑うところなんだね」

君の変わったところって何?奇癖とか。エキセントリックなところがあっても、億万長者だから問題ない。爪を伸ばしっぱなしとか。体液を瓶に詰めて保存したりとか。エキゾチックなペット飼ってない?サイとか。

プロホロフ「『グッド・ワイフ』の再放送を観るぐらいだ」
quirk:奇行、奇癖。
my pleasure:どういたしまして、お役に立てて嬉しいです。
The Good Wife:邦題『グッド・ワイフ』CBS 2009-2016、ジュリアナ・マルグリーズ主演の法律ドラマ。
that’s about all:それぐらいのものだ。

スティーヴン「スーパーリッチだと持てる最高のものって何?ヨットはある?」

プロホロフ「君にアドヴァイスがある、スティーヴ。物に縛られたらダメだ。自由で居ろ」

スティーヴン「オーケイ。でもヨットは持ってるんでしょ?」

プロホロフ「持ってるけど、今どこにあるか知らない

「これだから素敵なものは持っていられた試しがないんだ」と、かなり残念そうなスティーヴン。所有してるスポーツチームは?ブルックリン・ネッツだけ。ネッツというよりニエット(ロシア語のノー。)だよね。否定するプロホロフ。心の中では思ってるでしょ。僕の手を放っとかないで。オリガルヒとのハイファイヴに成功するスティーヴン。
up top:頭が、頭では、心の中では。

さて、君は独身だ。君のように素敵で成功したハンサムな男性が何故独身やってるの?オリガルヒと結婚したい人は大勢居るだろう。「そりゃそうだ」と、プロホロフ。理想の女性と出会わなかっただけなの?それと彼女の19人の友人に?(*前述のモデル旅行の件か)「そんなに簡単には行かないよ」と、プロホロフ。
doing single:独身やってる、微妙にひけらかすようなニュアンスがあるっぽい。

オリガルヒのレディースは居ないの?「1人も会ったことない」と、プロホロフ。ティンダーやってみたことある?君のためにティンダーのプロファイルをセットさせて。きっと気にいるから。
Tinder:ティンダーはマッチング数が1000億超えのソーシャルマッチング(出会い系)アプリ。

スティーヴン「妻に求めるものは何?大切だと思うことは?」

「愛だ」と、プロホロフ。「オール・ユー・ニード・イズ・ラヴだろ、スティーヴン」

スティーヴン「分かってる。それと900億ドルだろ」

君のことを表現する文章入れないといけない。こう書くよ。採鉱で財産を築いたけれど、大切な宝石がまだ見つかっていない。趣味はこうだ。最低最悪のバスケットボールを観ることに、オリガルヒング。これでMMKだよ。ぴったりの女性を見つけてあげる。
line:一行、一筆、他人の歓心を買うための誇張した話し方。
gem:尊敬(愛情)の対象となる人、大切な人、宝石、宝石のように優れたもの。
beat them off with a stick:(モテ過ぎて)棒で追い払う、わりと古臭い表現らしい。

「良かったら家の中を案内して欲しい」というスティーヴンに、「喜んで」「秘密の部屋なんかないよ」と、プロホロフ。そんなこと聞いてないよ。

スティーヴン「一番素敵な部屋はここ?それともここ?オーケイ、ここだろな」
where the magic happens:魔法の場所、凄く素敵な場所、自宅を公開する時の定番のセリフだとか、起源は分かりません。

スティーヴン「なにこれ、秘密の部屋なんかないっていったじゃん」

プロホロフ「秘密じゃないからさ。扉のひとつに過ぎない」

スティーヴン「なにこれ」

プロホロフ「カラシニコフだ」

「AK-47構えて、オリガルヒと写真撮ってもいい?いずれ国際刑事裁判所へ連れて行かれた時に格好良く見せたい」と言って記念撮影するスティーヴン。
bring up:連れて行く。
The Hague:デン・ハーグ、オランダの首都、国際刑事裁判所(ICC)がある。

スティーヴン「日本の手裏剣発見」

プロホロフ「違う。オリガルヒの手裏剣だ」

スティーヴン「オリガルヒの手裏剣発見」

スティーヴン「僕が育った当時は中学2年生の男の子が欲しがるものと言ったら、壁の後ろの秘密の部屋、日本の手裏剣にAK-47、裸の女性の大きな写真、ジェット機と乗りもしない船だった。君の人生のことだ。パーフェクトな人生だ。中2なら

更に中2っぽいアイテムを見つけたスティーヴン。「オーケイ、ミハイル、もう片方をどこへ置いてきたか思い出せる?」
throwing star:手裏剣。
8th grade:8年生は日本の中学2年生、奇しくも中二病と一致。

スティーヴン「素敵なキッチンだ。素晴らしい」

「君にオリガルヒ・スナックを見せたい、そして味わって欲しい」と。いうプロホロフ。何かと思えばベローニ。「本当に8才じゃないよね?」と確かめるスティーヴン。
baloney:ベローニはスパムに似た謎肉で、アメリカ人が大好きなランチミート(ランチョンミート、コールドカットとも)、原料は主にポークの他、チキン、ターキー、ビーフ、鹿肉などが使われ、マートルベリーで独特の香りをつける、要するにボローニャソーセージだが、アメリカ政府の規定で細挽きで脂肪の塊などが入っていないものと定められている。

「これは珍しい、こんな大きなヤムルカは見たことがない」と、言うスティーヴン。「サウナ用だよ」と、プロホロフ。この世で最もクールなオリガルヒだけが被る帽子だ。僕らはオリガルヒだから。全然バカっぽくないよ。先っぽ触れ合わせてもいい?男同士でやるのは落ち着かないという人も多い。
yarmulke:ヤムルカ、ユダヤ教徒の被る、男性用の縁なしの小さな帽子。
the coolest hat there is:最上級+文末のthere isはこの世に存在する内で、という意味。
touch the tips:tip(先端)を触れ合わせること、指や武器、時には性器など。

これは凄い。お気に入りのボートの事故の写真が並んでいる。気をつけないといけないって思うよね。

「さぁ、これをやって2人で恥を掻こう」と、そこにあったベンチプレスをやろうとするスティーヴン。「これはトラディショナル過ぎて、君には向いていない」と、いって制止するプロホロフ。僕にベンチプレスで負かされるの恐れてるの?別の場所に特別な設備があるという。

特別設備というのを見に行くことにした。しかしまず、スーツを脱ぎ捨てなければならなかった。もっとリラックスした、オリガルヒ風の格好のために。ミハイルが自分のために建てたという私立の学校を観に出掛けた。古代チベットの未知だが必殺のマーシャルアーツ、テスカオを自分が練習するためだという。(*チベットブーム、懐かしいですね)
let’s throw a couple of pies:パイを2つ投げよう=お互いの顔に=一緒に恥を掻こう、という意味かと。
ditch:除去する、取り除く、避ける、~から逃げる。
head off (to):~へ向かって出掛ける。
Tescao:テスカオとは、チベットのテスカオ族に伝わる格闘技、1951年の中国による占領後海外に流出した。

テスカーオ!!

スティーヴン「誰も殺さなくていいんだよね」

プロホロフ「殺さなくていい」

スティーヴン「良かった。もし殺しちゃったら教えてね。友達だろ」

プロホロフ「勿論だ」

スティーヴン「殺すつもりがないとは言ってない。ただ、初めてだから」

テスカオ学校は世界で最も高価なツリー・フォートと判明。最高のティスカオ仕様に設計されている。こんな感じのものだらけ。これが何かの役に立つ…んだろうと思われる。

スティーヴン「今まで行った中で、一番クールなジンボリーだよ。君のママは何時に迎えに来るの?
tree fort:子供が木の上や森の中に作る秘密基地、ツリーハウス。
gymboree:ジンボリーとは、幼児向けの体操、音楽、アートなどをやる教室。

「オリガルヒになるためにはバランスを学ばなければならない。オリガルヒ・バランスだ」とプロホロフ。(*本当の話なのか。)「玉が要る」

スティーヴン「それはある」

ボールを使って様々なトレーニング。「君がでっち上げたんだろこれ」と、スティーヴン。

「これはクールだな。ドクター・スースのセックス・ダンジョンみたいだ」何だかよく分からないトレーニングをするプロホロフに「頑張れ」と、スティーヴン。

「このテスカオ・トレーニング・ルームの床は平らじゃないんだけど、何で?」と、スティーヴン。「君はもうオリガルヒなんだから、どのような状況でも心配する必要はない」と、相変わらず適当なプロホロフ。「分かった。リラックスして、これが普通だって言わないといけないんだね。設計者がマリワナ吸ったみたいでも」「当然だ」
Dr. Suess:ドクター・スースは独創的な画風の子供向けの絵本作家。
you’ll get it:直訳すると「その内出来るようになる」で励ましの言葉。
weed:草=大麻。

謎のハード・トレーニングに耐えるスティーヴン。「何かくれ」と抗議。「グレート」と、気のない賞賛を与えるプロホロフ。ハイファイヴして、「テスカオ!!」と無理やり決めポーズ。

コルベア流のトレーニングを教えよう。手足をリラックスさせてどの位この姿勢で要られるか。呼吸するの忘れないように。

もう総て見たと思った。しかし、巨大なロシア人オリガルヒが、地下へ行けと命令してきた。

スティーヴン「下には何があるの?降りる前に知りたいんだけど。」

プロホロフ「君はオリガルヒだ。恐れるものはない」

スティーヴン「分かった。何でもいい。降りよう」。

チャック・E・チーズがデンジャーゾーンに遭遇だ。レッド・ルーム・オブ・ペインへようこそ。(*元ネタは『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』)
Chuck E Cheese:チャック・E・チーズは家族向けの屋内遊戯施設&レストランのチェーン、1977年創業、523店舗、本部はテキサス州アーヴィントン、またはそのイメージ・キャラクターのネズミ。

プロホロフ「これは必殺の手裏剣だ。人に当てる。首筋を狙う。こうやる」(*どうやら人殺しの訓練をする部屋らしい)

スティーヴン「シナリオはこうだ。背後に誰かが忍び寄ってきて、オリガルヒの僕からオリガルヒを奪おうとする。だが彼らは知らない。僕がテスカオの訓練を受けていることを。目下のところ、僕が最悪のナイトメアだ。手裏剣を持ってるぞ。気をつけろ」
I’m the(your) worst nightmare:元ネタは『ランボー3/怒りのアフガン』らしいとか違うとか、アフガンネタはタイムリーですね(?)、nightmareには悪夢のような経験とか恐ろしくみっともない人という意味が。

銭形平次も真っ青な技を決めるスティーヴン。(*バラ撒いただけ)

プロホロフ「大変よく出来ました」

スティーヴン「テスカーオ!!」

「もっとデカくて尖ってるもの投げたい」と、いうスティーヴン。手斧を持ってきて投げ始める。(*とんでもない人達だ)

スティーヴン「アドヴァイスは?」

プロホロフ「ただ投げろ」

スティーヴン「左足を出すの?それとも右足?」

プロホロフ「お好きなように」

スティーヴン「訓練とか関係ないんだ?」

プロホロフ「自然にやれ」

見事に突き刺して、ポーズを決めるスティーヴン。

スティーヴン「テスカオをやっている人は全世界で何人いるの?}

プロホロフ「最大で25人ぐらいかな」

スティーヴン「ということは僕は世界のトップ25に入ってるんだ」

プロホロフ「トップ3に入ってると思う」(*それはひょっとして自分とスティーヴンとプーチンの3人か)

「これはどの位の頻度でやってるの」という質問に、「毎日だ」と答えるプロホロフ。これが億万長者だと、喜ぶスティーヴン。

スティーヴン「言ったよね、誰もやらないキチガイっぽいことをやってるけど、それが普通だ、なぜなら億万長者だから」(*ハワード・ヒューズか)「これがそれだ。君はドクター・スース・カラーに塗ったクラブハウスを持っていて、中にはダンジョンがあって、手斧を壁に投げつける。君は正真正銘のオリガルヒだ」

プロホロフ「マジで?」

スティーヴン「間違いないよ。僕も混ぜて」

プロホロフ「君はもう仲間だ。完全に仲間だよ」

スティーヴン「有り難う」

何故かホッとする2人。

スティーヴン「ベローニ食べたい」
thing:好きなこと、得意なこと、気に入ってること。
honest-to-God:本物の、正真正銘の、まじりっ気のない。
I want in:参加したい。
on board:(仕事・グループの)仲間(メンバー、一員)として迎えて(雇って、入れて)。

How To Be A Russian Oligarch' With Billionaire Mikhail Prokhorov

‘How To Be A Russian Oligarch’ With Billionaire Mikhail Prokhorov’ Jul 19, 2017 The Late Show with Stephen Colbert

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